はじめに:
日本からマチュピチュへの旅行を7日間で楽しむための日程をご紹介します。 マチュピチュはペルーのクスコ州にある古代インカ帝国の遺跡で、世界遺産にも登録されています。 高度が高く、気候が変わりやすいので、旅行前には十分な体調管理と準備が必要です。 また、マチュピチュへの入場は1日に制限されているので、事前にチケットの予約が必要です。 以下の日程は、参考例として作成したものです。 ご自身の予算や興味に応じて、変更や追加が可能です。
1日目:日本→リマ
- 日本からペルーの首都リマへのフライトは、直行便がないので、途中で乗り換えが必要です。 一般的には、アメリカやメキシコなどの中米経由で約25〜30時間かかります。 フライトの時間や価格は、出発地や航空会社によって異なりますので、事前に比較しておくと良いでしょう。
- リマに到着したら、空港から市内への移動はタクシーかバスが便利です。 タクシーは空港の正規カウンターで料金を確認してから乗ると安心です。 バスは空港の外にあるバスターミナルから出ています。 市内のホテルや観光スポットに近いミラフローレス地区まで約1時間かかります。
- リマはペルーの文化や歴史の中心地で、美しい建築物や博物館が多くあります。 時間があれば、世界遺産にもなっている歴史地区や、海沿いの公園などを散策してみてください。
- リマのグルメも見逃せません。 ペルー料理は、先住民やスペイン、アフリカ、中国、日本などの影響を受けた多彩な味わいです。 代表的な料理は、魚介類をレモン汁でマリネしたセビーチェや、ジャガイモにチーズやチリソースをかけたパパ・ア・ラ・ウアンカイナなどです。 地酒としては、トウモロコシから作られたチチャや、ブドウから作られたプスコという蒸留酒があります。 プスコは、レモン汁や卵白などを加えて作るプスコサワーというカクテルが有名です。
2日目:リマ→クスコ
- マチュピチュへの拠点となるクスコへは、リマから飛行機で約1時間半で行けます。 クスコは標高が約3400メートルと高いので、高山病に注意してください。 飛行機で移動する場合は、到着後はゆっくりと休んで体に慣れさせることが大切です。
- クスコはインカ帝国の古都で、美しいコロニアル建築や教会が残っています。 クスコの中心部は世界遺産にもなっており、徒歩で回れるほどコンパクトです。 有名な観光スポットは、インカの太陽神殿があったとされるコリカンチャや、インカの王宮があったとされるサクサイワマンなどです。
- クスコのグルメも魅力的です。 クスコの名物は、アンデス高原の伝統的な料理であるクイやアルパカの肉です。 クイはモルモットのことで、ローストしたりシチューにしたりして食べます。 アルパカの肉は、牛肉よりも低脂肪で高タンパクなので、健康に良いとされています。 地酒としては、コカの葉を発酵させたチャピという酒があります。 コカの葉は高山病の予防や疲労回復に効果があると言われています。
クスコ |
コカの葉を発酵させたチャピという酒 |
3日目:クスコ→オリャンタイタンボ→アグアスカリエンテス
- マチュピチュへの前日には、クスコから電車で約1時間半のオリャンタイタンボという町に立ち寄ります。 オリャンタイタンボは、インカ帝国の農業の中心地で、美しいテラス畑や遺跡があります。 オリャンタイタンボの駅からは、マチュピチュの玄関口であるアグアスカリエンテスまで約3時間半の電車で行けます。
- アグアスカリエンテスは、温泉の町で、マチュピチュへの登山の前にリラックスできます。 町には、様々な価格帯のホテルやレストランがあります。 マチュピチュへの入場チケットやバスのチケットは、事前にオンラインで予約するか、町のチケットオフィスで購入することができます。
- アグアスカリエンテスのグルメは、ペルーの伝統的な料理や、インカの食材を使ったヘルシーな料理が楽しめます。 例えば、キヌアやアマランサという穀物を使ったサラダやスープ、トウモロコシの粉で作ったパンやケーキなどです。 地酒としては、アグアスカリエンテスという名前のオリジナルカクテルがあります。 これは、プスコにレモン汁や砂糖、ミントなどを加えたもので、爽やかな味わいです。
オリャンタイタンボ |
4日目:アグアスカリエンテス→マチュピチュ→クスコ
- ついにマチュピチュの日です。 朝早く起きて、バスで約30分の山道を登ります。 バスは、町の中心部から出ています。 バスの運行は、5時から16時までで、頻繁に出ています。 バスのチケットは、往復で約24ドルです。
- マチュピチュは、15世紀にインカ帝国の最盛期に建設された都市で、約200の建物や神殿、テラス畑などがあります。 マチュピチュは、スペイン人に発見されることなく、森に覆われていました。 1911年にアメリカの探検家ハイラム・ビンガムによって再発見されました。
- マチュピチュの見どころは、太陽の門や太陽の神殿、インティワタナという太陽暦の石、聖なる岩などです。 マチュピチュは、インカの宗教や天文学に関する知識や技術の高さを示しています。 マチュピチュの景色は、四方を山々に囲まれた壮大なものです。 マチュピチュの入場は、午前と午後の2回に分かれており、各回に2500人まで入れます。 入場チケットは、約70ドルです。
- マチュピチュを十分に堪能したら、バスでアグアスカリエンテスに戻ります。 アグアスカリエンテスからは、電車でクスコに戻ります。 電車の所要時間は約3時間半です。 電車のチケットは、約120ドルです。
- クスコに戻ったら、夜の街を楽しみましょう。 クスコには、様々なバーやクラブがあります。 ペルーの音楽やダンスを楽しんだり、地元の人と交流したりすることができます。 クスコの夜は、寒くなることが多いので、暖かい服装をしてください。
5日目:クスコ→プーノ
- マチュピチュの後は、クスコからバスで約7時間のプーノという町に向かいます。 プーノは、標高が約3800メートルと高いので、高山病に注意してください。 プーノは、チチカカ湖のほとりにある町で、ペルーとボリビアの国境に近いです。 プーノは、インカ帝国の前に栄えたティワナク文明の発祥地とも言われています。
- プーノに到着したら、町の中心部にあるプラサ・デ・アルマスや、カテドラルなどの教会を見学してみましょう。 プーノの建築物は、インカやスペインの影響を受けたものが多くあります。 また、プーノは、ペルーの民族音楽やダンスの中心地でもあります。 町には、様々なショーやフェスティバルが開催されています。 有名なものは、2月に行われるカンデラリア祭りです。 これは、ペルー最大の宗教的な祭りで、数千人のダンサーやミュージシャンが街中を練り歩きます。
- プーノのグルメは、チチカカ湖の魚介類や、アンデス高原の野菜や穀物を使ったものが多くあります。 代表的な料理は、トラウタというチチカカ湖の魚を焼いたり揚げたりしたものや、チューニョという凍らせて乾燥させたジャガイモを使ったスープなどです。 地酒としては、アノンという果物から作られたアノンチェロというリキュールがあります。 これは、レモンやオレンジの皮などを加えて作る甘い酒です。
プーノ |
カンデラリア祭り |
6日目:プーノ→チチカカ湖→プーノ
- プーノからは、チチカカ湖の島々を巡るツアーに参加しましょう。 チチカカ湖は、世界最高所にある淡水湖で、ペルーとボリビアの国境にまたがっています。 チチカカ湖には、様々な島があり、それぞれに独自の文化や歴史があります。
- ツアーは、プーノの港からボートで出発します。 ツアーの内容や時間は、ツアー会社によって異なりますが、一般的には、ウロス島とタキレ島を訪れるものが多いです。 ツアーの料金は、約40ドルです。
- ウロス島は、トトラという葦で作られた浮島で、約50の島があります。 ウロス島の住民は、インカ帝国の前からこの島で暮らしており、トトラを使った家や船などを作っています。 ウロス島では、島の人々の暮らしを見学したり、トトラの船に乗ったりすることができます。
- タキレ島は、チチカカ湖の中でも最も大きく、最も高い島です。 タキレ島の住民は、インカの子孫で、伝統的な衣装や習慣を守っています。 タキレ島では、島の人々の手織りや歌や踊りを見たり、島の景色を楽しんだりすることができます。
- チチカカ湖のグルメは、湖の魚介類や、島の人々の手作りの料理が楽しめます。 代表的な料理は、ペスカードというチチカカ湖の魚をトマトや玉ねぎなどと煮込んだものや、チュニョやキヌアなどを使ったスープなどです。 地酒としては、モラという果物から作られたモラドという酒があります。 これは、甘酸っぱい味わいの赤い酒です。
7日目:プーノ→リマ→日本
- 最終日は、プーノからリマに戻り、リマから日本に帰国します。 プーノからリマへは、飛行機で約1時間半で行けます。 リマから日本へは、途中で乗り換えが必要です。 フライトの時間や価格は、出発地や航空会社によって異なりますので、事前に比較しておくと良いでしょう。
- リマには、空港近くにあるホテルやレストランがあります。 時間があれば、リマの最後のグルメを楽しみましょう。 リマの名物は、アンチクーチョという牛の心臓の串焼きや、ピカローネスという南瓜やサツマイモの粉で作ったドーナツなどです。
この旅の終わりに:
ペルーの神秘と美しさに触れるマチュピチュとチチカカ湖の世界遺産の旅は、いかがでしたか? ペルーは、インカ文明の遺産やアンデス高原の自然、多彩なグルメや音楽など、魅力が満載の国です。 この旅では、ペルーの歴史や文化に深く触れることができたと思います。 マチュピチュやチチカカ湖の景色は、心に残るものでしたね。 ペルーの人々の暖かさや笑顔も、忘れられません。 この旅の思い出を、ぜひSNSやブログなどでシェアしてください。 ハッシュタグは、#ペルーの神秘と美しさ などを使ってください。 ペルーの魅力を、世界に広めましょう。 この旅の最後に、ペルーの挨拶を覚えておきましょう。 ありがとうは、グラシアスと言います。 さようならは、アディオスと言います。 また会いましょうは、ハスタ・プロントと言います。 それでは、グラシアス、アディオス、ハスタ・プロント。 この旅をご一緒できて、とても嬉しかったです。 また、ペルーに来てください。 お帰りの際には、気をつけてください。 それでは、この旅は終わりです。 ありがとうございました。
この旅の注意点:
- 高山病に注意すること。高地に上がる前には十分な体調管理と準備をすること。高地に着いてからは無理をせず、水分や糖分の補給をすること。コカの葉を発酵させたチャピやコカ茶なども効果があると言われています。
- 犯罪に注意すること。夜間や人通りの少ない場所では、首しめ強盗やスリなどの被害に遭う可能性が高いので、貴重品は常に身につけておくこと。路上や市場で安く売っているアルパカ製品は偽物の可能性が高いので、吟味して購入すること。
- アメリカ乗り継ぎに注意すること。日本からペルーまでのフライトは、アメリカで乗り継ぎが必要なので、事前にESTA(電子渡航認証システム)を取得すること。乗り継ぎ時間には余裕を持たせること。アメリカの入国審査や税関検査には時間がかかるので、荷物の管理や施錠にも注意すること。
- コカ製品に注意すること。コカの葉は麻薬コカインの原料であり、日本やアメリカなどでは持ち込みが禁止されているので、ペルーから帰国する際には、バッグやポケットに入れたままのコカ製品が残っていないか、よく確認すること。
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